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サイトが重いならWP Super Cacheで改善!最適な設定方法を解説

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WordPressで作成したホームページが重たい、という場合は、「WP Super Cache」というプラグインが役立ちます。ページを表示する度にキャッシュを生成してくれるため、表示速度が改善します。Googleの「PageSpeed Insights」のスコアを高めたい人にもおすすめです。

今回は、WP Super Cacheのインストール方法や最適な設定方法をご紹介します。WP Super Cacheを使うとユーザビリティが向上するだけではなく、SEO対策にも効果的なので、ぜひ活用してみましょう。

WP Super Cacheとは

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WP Super Cacheとは、WordPressで作成したホームページの表示速度を改善できるプラグインです。

表示速度が改善される理由は、プラグインを導入するとWebページが表示される度に、HTMLファイルを生成(キャッシュ)する仕組みがあるからです。このキャッシュを一時的に表示させると、PHPやデータベースへの読み込み処理が少なくて済み、表示速度が速くなります。

Webページの表示速度が速くなるとユーザビリティの改善につながります。ユーザビリティが高まるということは、SEOにとっても効果的だということです。

提供元はWordPressの運営会社なので信頼性が高い

プラグインの名称に「WP」という言葉がある通り、WP Super Cacheの提供元はWordPressの運営会社です。WordPressの運営や数々の便利なプラグインを開発する、Automatticという企業が提供しています。

WordPressのプラグインは、知識や技術さえあれば誰でも開発できます。ただ、個人が開発したプラグインは数年間更新されていない古い製品も多く、信頼性に欠けます。

一方、WP Super Cacheの場合、WordPressの運営会社が提供しているため、信頼性は抜群です。事実、開発から時間が経過した現在でも定期的なメンテナンスが行われています

初心者にも扱いやすいキャッシュ系プラグイン

WP Super CacheのようにWeb上のキャッシュを扱うプラグインは、総じて「キャッシュ系プラグイン」と呼ばれています。この中にはページキャッシュのみならず、ブラウザキャッシュやデータベースキャッシュを扱うプラグインもあります。

その中でも、WP Super Cacheは、ページキャッシュのみ扱っている点が特徴です。扱うキャッシュの種類が少ないということは、それだけ設定がシンプルな操作で済むことを表します。つまり、初心者にとっても使いやすいということです。

無料でモバイルの高速表示にも対応

キャッシュ系プラグインの中には、無料と有料の2種類のプランを持つタイプも珍しくありません。無料プランでは、モバイルのキャッシュ処理に対応していないプラグインも多いです。

一方、WP Super Cacheは、無料でモバイルサイトの高速表示にも対応しています。Googleがモバイルファーストを宣言した頃から、SEOにおいて、PCよりスマホの表示速度が優先されるようになりました。よって無料でモバイルのキャッシュ処理もできるWP Super Cacheは、SEO対策においても非常に有効です。

WP Super Cacheのインストール方法

WP Super Cacheをインストールするには、WordPress管理画面のメニューから「プラグイン」>「新規追加」を選択します。右側にある検索窓に「WP Super Cache」と入力すると、該当するプラグインが表示されます。

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「いますぐインストール」をクリックするとインストールが開始されます。しばらく待つと、そのボタンが「有効化」というボタンに変わります。「有効化」を押すとプラグインが有効になるので、これでインストールは完了です。

WP Super Cacheのおすすめの設定方法

WP Super Cacheをインストールした段階では、デフォルトで「キャッシング停止」の設定になっています。そのため、キャッシングを有効にしたり、サイトの更新頻度に合わせて細かい調整を行っておく必要があります。

ここでは、WP Super Cacheのおすすめの設定方法をご紹介します。

最低限行っておきたい設定

WP Super Cacheをインストールし、「有効化」のボタンを押すと、プラグインページの上部に「WP Super Cacheは停止中です」という文章が表示されます。この中の「プラグイン管理ページ」というリンクをクリックしてください。

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すると以下のようにプラグインの設定画面に移行します。デフォルトで「キャッシング停止」に設定されている箇所を、「キャッシング利用(推奨)」に変更してください。

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「ステータスを更新」をクリックすると、今後はホームページを表示する度にキャッシュが生成されるようになります。

次に、画面上部の「詳細」タブを選択してください。その中に「キャッシング」や「その他」、「詳細」といった項目が並んでいます。各文の最後に(推奨)と表示のあるものは、すべてチェックを入れて有効化しておきましょう。

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チェックを入れる項目は以下の通りです。

  • ログイン中のユーザーに対してはキャッシュを無効化する。(推奨)
  • ページを圧縮し、訪問者により速くページを供給する。(推奨)
  • キャッシュリビルド。新しいファイルの生成中にこのサイトの登録ユーザー以外のユーザーに supercache のファイルを供給する。(推奨)
  • 304 ブラウザーキャッシング。ブラウザーが最後にリクエストして以来ページが変更されたかどうかを確認することで、サイトのパフォーマンスを向上させます。(推奨)
  • 追加のホームページチェック。(非常にまれにホームページのキャッシングを止めることがあります)(推奨)

サイトの更新頻度に合わせて行うべき設定

WP Super Cacheは上記の設定だけで問題なく利用できますが、サイトを定期的に更新する場合や、ホームページを立ち上げたばかりでアクセス数が少ないときは、以下を参考により詳細に設定をしておきましょう。

キャッシュの有効期限

キャッシュの有効期限を変更すると、指定した時間ごとに古いキャッシュを削除してくれます。これにより、古いキャッシュによってページが正しく表示されない問題が起こりにくくなります。

たとえば、ホームページにRSSフィードを使用しており、頻繁にページが更新されるとしましょう。この状態でキャッシュの有効期限を長めに設定していると、ページを表示する度に古いキャッシュが表示されます。するとRSSの情報が古いまま表示されることになるため、更新内容のユーザーへの通知が遅れてしまうということです。

キャッシュの有効期限を変更するには、WP Super Cacheの設定画面の上部にある「詳細」タブより、ページを最下部にスクロールします。すると「有効時間とガーベージコレクション」という項目があります。

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ホームページを頻繁に更新する場合は、キャッシュのタイムアウトを「3600」(秒)に、タイマーを「600」(秒)ほどに設定しておきましょう。この設定では、600秒(10分)ごとにキャッシュを確認し、3,600秒(1時間)前に生成されたキャッシュを削除してくれます。キャッシュ処理速度が速いので、更新頻度が高いホームページにも対応できます。

1日、もしくは数日に1記事のコンテンツを更新する場合、キャッシュの有効期限は長めに設定しておきましょう。キャッシュのタイムアウトは「86400」(秒)、タイマーも「86400」(秒)に設定すると86,400秒(24時間)ごとにキャッシュを確認しますが、更新頻度が高くないホームページならこの設定でも十分です。

プリロード機能

ホームページを立ち上げたばかりでアクセス数が少ない場合、プリロード機能が役立ちます。プリロードとは、指定した時間ごとにキャッシュを自動生成する機能です。

プリロードを設定しない場合、キャッシュはホームページにアクセスがあった場合に生成されますが、キャッシュの有効期限になるとそのキャッシュは自動的に消滅します。仮にホームページへのアクセス数が少ない場合、新たなアクセスが発生する前に古いキャッシュが消えてしまう恐れがあるため、表示速度が遅くなってしまうのです。

そこで、あらかじめキャッシュ生成時間を決めておけるプリロード機能が有効です。

プリロードを設定するには、WP Super Cacheの設定画面上部にある「プリロード」タブを選択します。その中にある「プリロードモード」にチェックを入れ、「プリロードされたキャッシュファイルは~」の項目に時間を入力します。

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たとえば、「1440」(分)に設定すると、1,440分(24時間)ごとに新しいキャッシュが自動生成されます。数値が低くなるほど生成される頻度も高くなるため、アクセス数の少ないホームページでも高い表示速度を保てます。

古いキャッシュは定期的に削除

WP Super Cacheを使用していると、ホームページを更新した場合に内容が変更されないことがあります。この場合、古いキャッシュが残っていることが原因です。そこで古いキャッシュを削除しましょう。

WordPress管理画面の上部にある「キャッシュを削除」をクリックします。

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これで古いキャッシュを消去できます。新しいキャッシュは次々に生成されるため、古いキャッシュが残っている場合は定期的に削除しましょう。

PageSpeed Insightsで実際の効果を確認

WP Super Cacheの設定を行った後は、「PageSpeed Insights」で表示速度を検証してみましょう。PageSpeed Insightsは、Googleが提供するページ表示速度検証ツールです。

PageSpeed Insights」にアクセスすると、トップページ中央にURLの入力欄があります。そこへホームページのURLを入力してください。

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するとホームページの表示速度がスコアで表示されます。以下の画像は、WP Super Cacheを導入する前のスコアです。

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そして以下の画像はWP Super Cacheを導入した後のスコアです。

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WP Super Cacheは、利用するサーバーによって改善される表示速度が異なります。上記のテストで使用したサイトでは、もともと表示速度の速いmixhostを利用しているため、大きな改善とはなりませんでした。ただ、利用するサーバーによっては大幅に速度が改善する可能性があり、導入しておいて損はありません。

WP Super Cacheの導入前に注意したいポイント

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最後に、WP Super Cacheを使ううえでの注意点をご紹介します。

ECサイトとWP Super Cacheは相性が悪い

WordPressはプラグインを利用することで、ECサイトを作ることもできますが、ECサイトを運営する場合は、WP Super Cacheなどのキャッシュ系のプラグインを使わないようにしてください。ECサイトでWP Super Cacheのようなキャッシュ系プラグインを使うと、重大な問題に発展する恐れがあるからです。

会員制のホームページも同様です。ECサイトや会員制ホームページは購入履歴やマイページなど、ユーザーごとのページが存在します。このようなページでキャッシュが有効になってしまうと、別のユーザーが他者の購入履歴などの情報を見れるといった大問題に発展してしまうのです。

よって、ECサイトや会員制ホームページにキャッシュ系プラグインは使ってはいけません

WordPressのバックアップを取っておく

WP Super Cacheは、万一プラグイン側でエラーが発生してしまうとサイトにアクセスできなくなる恐れがあります。

そこでWP Super Cacheを有効化する前にWordPressのバックアップを取っておきましょう。バックアップがあれば万が一のエラー時にもデータの復元が可能です。

WordPressでバックアップを取るにはBackWPupというプラグインの使用がオススメです。以下の記事で詳しく使い方を紹介していますので、参考にしてください。

まとめ

ホームページの高速表示に役立つプラグイン、WP Super Cache。サイトの高速表示化はユーザビリティを高め、SEO対策にも効果的です。

今回ご紹介した通り、設定方法は非常にシンプルで使いやすい特徴があります。サイトの更新頻度に合わせてキャッシュの生成・削除時間も決められるため、ホームページに合わせて最適な設定を行っておきましょう。

ぜひ、WP Super Cacheを使ってサイトの品質を高めてみてください。